みなさまこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが先日、手作りの”丸柚餅子”(まるゆべし)をいただきました。薄くスライスして食べると柚子や味噌の香りが口いっぱいに広がり、その風味の奥深さを堪能した貴重な体験でした。作ったのは長野県出身の友人。作り方は、柚子の実をくり抜いて、くり抜いた中に味噌やクルミを入れ、蒸して数カ月乾燥させるとこのようにあめ色のような茶色に変化するそうです。むかしは大事な保存食だったのでしょう。丁寧な手仕事に、ころんとした見た目がかわいらしく、ずっと飾っておきたくなります。この度はおすそ分けありがとうございました。とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
さて今回は、木工所での作業を一部ご紹介したいと思います。
ここ数日水戸は曇り空が続き、晴れたとしても気温は20度前後と過ごしやすく、非常に作業がはかどる日々を送っています。
下記の写真は、ガラス引き戸建具を製作しているところです。まず木材の選定から始まり、木肌表面が滑らかになるまで製材し、それぞれのパーツを製作します。そして写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、あいだにガラスをはめ込む設計のため、ガラス分の隙間を考慮しあて木を挟んだ状態で製作しています。その後、框(かまち)と桟(さん)の接続部にゆるみが出無いようクランプで丁寧に締めていきます。締めすぎると木材が割れてしまうので丁度良い力加減が重要となります。5枚目の全体写真に写る上下四つ角のでっぱりは、あらかじめ現場で採寸しておいた実寸法に合わせ、最後に不要部分をカットしていきます。
引き戸建具は、レールの上を走らせる戸車タイプや、上部から吊るす上吊り建具など、用途・お好みによって様々製作しています。ご希望のスタイルがありましたら、おおよそのぼんやりしたイメージから明確な寸法に至るまでじっくりお話合いさせて頂いておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。