近年、引き戸建具のメンテナンスや修理に関するご依頼を多くいただいております。
今回は、ご家庭でも比較的簡単にできる引き戸のお手入れ方法を下記へまとめました。日頃のメンテナンスにぜひお役立ていただければ幸いです。
【※今回の方法は、ケンドン式戸車建具+V(ブイ)レール仕様向けとなります。】
■洗面室の場合・・・洗面室の引き戸には、髪の毛や皮脂、タオルのホコリ等が戸車やレール溝に付着する傾向にあります。引き戸建具の動き が悪くなったなと感じた際には、まず始めにお手持ちのマイナスドライバーや割りばし等でレール溝の固くなった汚れを取ると良いでしょう。仕上げに布ぞうきんやお掃除用ウエットシート等でレールの溝を磨き上げれば更なる効果が期待できます。
■土足室の場合・・・屋内が土足の場合は、小石や砂利がレールの溝に入り込むことが予想されます。そうなると引き戸開閉時、徐々に小石が砕かれ粉状に変化していきます。月日が経てばレールに定着し固まり、戸車の破損やレールの歪みに繋がりかねません。メンテナンス方法としては、上記と同じようにマイナスドライバーや割りばし等でまずレール溝の汚れを取り除き、布ぞうきん等で磨いてみると良いでしょう。それでも動きが悪いときには、建具をレールから外し戸車のローラー部にシリコンスプレーを吹き付けると滑りが改善されると思われます。※注意:建具自体が重い場合は外さず、無理をせず、当木工所へお問い合わせください。
■その他・・・寝室やキッチンなどの引き戸につきましても、上記と同じ方法で、まずはVレール溝のメンテナンスをお試しください。こまめにお手入れしていただくことが理想ですが、半年から1年に一度を目安に建具まわりもお掃除することで、引き戸をより長く快適にお使いいただけます。
こちらは、役目を終えた交換前の戸車の写真です。
ローラー部分が摩耗して回転しなくなった戸車は、引き戸の動きが重くなる原因となります。新しい戸車へ交換することで、引き戸の開閉がスムーズになり、快適にお使いいただけるようになります。
